糖質の吸収を穏やかにする

アーモンドは、糖質の上昇を穏やかにする働きが見込めます。食物繊維を豊富に含むため、空腹状態の胃にまずアーモンドを入れることで、食後の血糖値の上昇をおさえることができます。（人体は空腹時、はじめに入ってきた食物の栄養素を積極的に吸収しようとするため）

血糖値が急激に上がると脂肪の分解を助けるインスリンの分泌が追いつかず、血中の糖度が上昇。この状態が続くと、体に脂肪がつきやすくなってしまいます。そのため、基本的な食事スタイルとして、食前にナッツを食べておくというのは大変効果的です。。

満腹感を得やすい

アーモンドは硬めの食感で、自然と噛む回数が増えることは想像しやすいですね。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、早めに満腹感を得ることができます。

食事は全体を通してゆっくりと食べ進めるとなお効果を実感しやすいですね。一度に食べる量と摂取カロリーが減るため、無理なく減量できるのです。

腸内環境が改善される

アーモンドは、100gあたり10.4gの不溶性食物繊維を含んでいます。不溶性食物繊維は、消化吸収が遅く、胃から大腸に進んでいく中でも数々の働きをします。例えば、水分を吸収して便を柔らかくしたり、腸を刺激する効果があると言われています。アーモンドを毎日食べ続けるだけで食物繊維をしっかり摂ることができ、日々の腸のぜんどう運動（便をどんどん押し出す運動）が活発になり、便通の改善も見込めます。便秘に悩む女性はぜひアーモンドを積極的に摂ってみてくださいね。

腹持ちが良い

アーモンドの食物繊維の総含有量は、100gあたりおよそ10.4g。アーモンドは、食物繊維が豊富なことで知られるサツマイモ（2.3g）、レタス（1.1g）と比べると、約9倍近い含有量を誇ります。不溶性食物繊維は消化が遅く、水分を吸収し胃の中で膨れる特性を持つことこと、少量でも満腹感を得やすいダイエットの味方です。

肌の調子が良くなる

アーモンド100gあたり、約35gのオレイン酸（不飽和脂肪酸）が含まれています。オレイン酸はシミやシワの原因となる活性酸素を除去する働きを持つことから、高いアンチエイジング効果があると研究されています。

また、オレイン酸によって乾燥で硬くなった皮膚に潤いを与えられて、ターンオーバーのリズムがより良くなり、シミやそばかす、肌のざらつきなども解消できることが期待できます。

普段のスキンケアに加えて、アーモンドを正しく摂っていけば、肌の調子をよく保ちやすくなりますよ。

基礎代謝がアップする

体の基礎代謝を上げる（人体の消費カロリー数を増やす）ことはダイエットを成功させる一番の近道である、と言っても過言ではありません。

アーモンドが持つ豊富なビタミンEには、血管を広げて血の巡りを良くし、体の代謝を促す役割があると研究されています。基礎代謝が増えると、体の細胞はより多くのエネルギーを使うようになって、体に脂肪がつきにくくなります。また、代謝が良いということはターンオーバーのリズムも良いということなので、肌トラブルも起こりづらくなります。

1日最大25粒まで

1日に食べるアーモンドの量は、成人女性の場合では24粒くらいがベストだといわれています。アーモンドのカロリーは1粒あたり6〜7kcal前後。アーモンドを1日に25粒以上食べると175kcal以上となり、ロールケーキ1カットや、おにぎり1個を食べていることと同義になってしまいます。

体への糖の吸収をおさえて痩せやすくすることが目的のアーモンドダイエットなので、基本は3食の前に3/24 つまり8粒程度を食べるようにコントロールをしましょう。必要以上にカロリーを摂取してしまうと思うように減量できないかもしれません。他の食品を含めたカロリー総量にはくれぐれも注意しましょう。

食べるのは食事の1〜2時間前

アーモンドを食べるベストな時間は、食事をする1〜2時間前です。

食物繊維は体内に取り込まれてから1時間〜1時間30分後に水分を吸収して膨張し、その後3～5時間ほど胃の中に滞在するといわれています。

「ダイエット中だけどどうしても飲み会や誕生会に参加しなければならない…」というときも、食事する2時間程前にアーモンドを食べておけば、満腹感を得られて食べすぎを防げるでしょう。

味付きアーモンドは控える

砂糖がけ、シナモンなどの味が付いたアーモンドは避けましょう。ついつい食べすぎてしまい、塩分や糖分の過剰摂取によって体調不良を起こしてしまうかもしれません。味の付いていない素焼きアーモンドやオイル不使用の塩味付きアーモンドがおすすめです。